


「転職したい!」と感じたことはありませんか?
誰もが「もう転職しよう!」と一度は考えたことがあるのではないかと思いますが、いざその気になっても、何から手をつければいいか、どんなことから考えていけばいいかを、すぐに頭に思い浮かべることができる人は、なかなかいないかもしれません。
これから転職のためにすべきことが山ほどあるように思えて、めんどくさくなったり、イヤになったりすることもあるでしょう。
なんとか、効率的に転職をすすめることはできないでしょうか?
そのためには、まずは少し大雑把でも構わないので、女性が転職活動するのに考えておいた方がいいことを、きちんと整理しておくことが重要なようです。
この記事では「転職を考えている女性」のために、「転職活動に入る前に押さえておくべきポイント」をお伝えしたいと思います。
この記事を読むことで、このあとさらに個別に女性の転職を考えていくための「頭の整理」がしやすくなり、転職活動がよりスムーズにすすすめられるでしょう。
この記事を読んでほしい人
- 転職するかどうか迷っている女性
- 転職で実現したいことがある女性
- 転職先のイメージがはっきり思い浮かべられる女性
- 職場の人間関係に違和感を持っている女性
- 転職はしたいが、何をすればいいかわからない女性
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したいとは思うけど迷ってしまう
一度の就職でピッタリの職場を見つけられる人は、なかなかいないようです。
働く女性に転職に関するアンケートをしたところ、そのうちの4人に3人は「転職を考えたことがある」と回答したとか。
その中から実際に「転職しよう」と踏み出す人もでてきますが、転職を考えたけれども、実際には「転職しなかった」人も大勢含まれています。
その理由はさまざまでしょうが、現在の日々の仕事やプライベートと転職を両立させることをあきらめるせいか、女性として考えるべきことが多すぎるのか、一歩踏み出せないまま、迷ってしまっている人もたくさんいるのでしょう。
転職には悩みや不安は付きものだと言えますが、具体的なイメージを描けていないのにただ迷っている人も多く、「どんな企業を選べばいいのか分からない」と悩んでいる人もいれば、「自分は転職したほうがいいのか、今の職場にいた方がいいのか、判断できない」という人もいます。
自分がそんな状態なら、転職活動に踏み出すのはほんの少しだけ待って、その前に考えておいた方がいいことがあるかもしれません。
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あやふやなまま強行してもいいことないかも
転職はしたいけど、転職の目的が定まっておらず、具体的なイメージが描けていないという人は、最もよくいるタイプだと言われています。
このタイプの人は、現在の職場に明確な不満や不安があるわけではない場合も多く、ネットやニュースなどの「一般情報」や自分の「周囲の意見や体験」に影響されて転職活動を始めてしまうようです。
自身が考える「転職先」のイメージがあいまいなままで、なんとなく「今よりいい状態」を求めているだけで、そもそも「どうしてそこに転職したいのか」という理由がなく、「そこでどんな仕事をしたいのか」というビジョンも持っていない状態とも言えます。
転職で「実現したいこと」が明確になく、企業探しの「軸」が定まっていないままでは、志望する企業に転職できる可能性はほとんどないと言ってもいいかもしれません。
そんな状態で転職活動を続けてしまうと、どこからも内定を取れず、その結果、必要以上に本人が落ち込んでしまうこともよくあるそうです。
仮に、あるていで納得ができる転職先に入れたとしても、また同じような悩みや不満を持つことになりますし、漠然と持っていたイメージとギャップができ「こんなはずではなかったのに」と後悔することにもなるでしょう。
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「男前」な女性は早めに活動を開始すべき
その一方で、女性の中にははじめから「自分のこと」も「勤めたい会社」のことも「転職で実現したい内容」も、クリアにイメージできているという「男前」な人もいます。
そういう人は、すぐに「転職サイト」や「転職エージェント」もしくは「派遣会社」のいくつかを選んで「登録」した方がいいでしょう。
迷わずに「早めに一歩前に踏み出す」ことで、少しでも時間のロスをなくした方がいいかもしれません。
男性もそうですが、女性は男性よりも年齢による「局面の違い」が大きい傾向にあるようです。
「20代」「30代」「40代」と、男性よりも比較的はっきりと年代による「転職活動」の「展開」に違いがみられるので、「時間を大切にする」ことが、非常に大切と言えそうです。
もしそうでないなら、「転職サイト」などへの登録の前に、ほんのちょとだけやっておいた方がいいことがあります。
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実現したいことはいったい何なのか?
具体的イメージがいない持てていない人は、まず「この転職で何を実現したいのか」「次の職で何を獲得したいのか」を考えてみましょう。
実は、このことは転職活動のステージが上がるたびに問われたりすることも多く、企業の面接などでも必ずと言っていいいほど質問される内容です。
アンケートなどでもひんぱんに聞かれる項目で、アンケートによって順番は多少前後しますが、回答の「Top10」はだいたい以下のような感じになるそうです。
1位:給与や待遇のアップ
2位:やりたい仕事ができる環境
3位:安定的・長期的な就業
4位:自分が成長できる環境
5位:経験・能力が活かせるポジションにつく
6位:勤務時間・休日など勤務条件の改善
7位:より良い人間関係
8位:通勤時間の短縮
9位:専門知識・技術力の習得
10位:語学力・資格が活かせる仕事
これ以外にも、特定の年代にのみに多い以下のような回答もあります。
■将来「独立」するための勉強として
■「成長企業」や「成長業界」で働くため
■出身地や地方都市への「Uターン」「Iターン」
■「大手有名企業」で働くため
転職で自分が実現したいことが「2つ以上」あるなら、それに「優先順位」をつけるようにしてみるといいようです。
転職活動がすすむにつれて内容や順番が変化していってもまったく問題ないので、まず最初に一度あなた自身で「ざっくりと」考えてみて下さい。
「転職することで得たいもの」がクリアにイメージできれば、そしてその「優先順位」をはっきり意識できれば、転職活動開始後の進み具合を、さらにスムーズにできると思います。
「属性」や「境遇」「条件」などを整理
次に、「属性」つまり「スペック」や「キャリア」を棚卸し、「履歴書」「職務経歴書」などを作成します。
これは、書類を作るのはちょっと面倒ですが、「スペック」や「キャリア」は輪郭がはっきりしているので、そんなに迷うこともないかもしれません。
そして、自分の「境遇」つまり「転職で考慮しなければならないプライベートな環境」を書き留めておきます。
「考慮しなければならないプライベートな環境」というのは、「保育園児が2人いる」とか「結婚する予定がある」とか、仕事を選ぶ際に何かしらの制限が加わりそうな事柄のことです。
どちらかというと女性は男性よりも、仕事を選ぶに際して、この「プライベートな環境」が重要になることが多い気がしますので、「ない」なら「ない」で結構ですが、キチンと押さえておきましょう。
これも比較的はっきりと分かると思いますので、気になることは全て書き出しておき、忘れないようにしておくといいかもしれません。
「条件」とは「自分の中で譲れない条件は何か」ということで、これは先ほど考えた「実現したいこと」の中で「どうしても譲れないのはどれか」を考えればいいでしょう。
「1つしかない」場合や「優先順位がはっきりしている」場合は、あまり悩まずに済むかもしれませんが、そうでない場合は結構悩ましいところかもしれません。
しかし、できれば最大で「3つ」くらいまでに絞った方がよく、「条件」が多くなればなるほど「転職」が難しくなってしまいます。
ただし、応募企業を選ぶ過程で変更しても構わないため、この段階では「ざっくり」決めても問題ありません。
どんな「企業」のどんな「仕事」に就きたいか
最後に、「どういう企業」の「どういう仕事」に転職したいのか、できるだけ「具体的」で「ハッキリ」とイメージを持つことです。
これは、「転職サイト」で仕事を探す過程や、「転職エージェント」「派遣会社」などの「エージェント」や「コーディネーター」などとの面談で具体化していってもいいものかもしれません。
ですが、「早い段階」で「できるだけ具体的で明確なイメージ」を持っていた方が、仕事の検索がしやすいのは確かです。
ただし、自分で決めた「希望の企業」や「希望の職種」などは、「エージェント」や「コーディネーター」などの第三者的に見れば「実情にそぐわない」ことも多いようで、あとで変更を迫られるかもしれないことは頭に置いておくべきでしょう。
企業側も、ふつうは「雇いたい人の人物像」はハッキリと持っているので、それと「調整」していくことになります。
コツとしては、「自分がイキイキと働いている姿を頭の中で映像化してみる」とイメージがより具体的にできるかもしれません。
これらのことを事前に考えておけば、転職を少しでもスムーズにすすめるための助けになり、転職後のイキイキした姿に「早く」なることができるかもしれません。
あるていど整理できたら「転職サイト」などに登録
「転職」という文字が頭をよぎったとき、女性の多くの方が「最初の一歩」を踏み出せずに気持ちを押し殺してしまうようです。
その後、転職しなかった場合、その職場で幸福になれればいいのですが、結局「後悔」をしている方もたくさんいると聞きます。
「年齢」や「履歴」「経験値」に自分で線を引いてしまうようなことをせず、積極的に「転職」にチャレンジしてみた方がいいのではないでしょうか。
仮に、転職しなかったような場合でも、検討すべきことは検討し、試すべきことは試したという、スッキリとした気持ちで働くことができそうです。
スッキリしない思いをしないためにも、できる範囲で、早めに「転職活動」を開始した方がいいかもしれません。
転職のためには、自分を客観的に見てくれる「頼りにできる相談相手」が必要ですが、人によって転職への考え方が違うので、「相談相手」は2人以上いた方がいいでしょう。
誰でもいいわけではなく、以下の3つの条件を満たす人でないと、相談しても納得できる答えが返ってくることはないと思います。
●転職について「総合的」または「希望する分野」に詳しい人
●女性の「心情」や「立場」をわかってくれる人
●「転職活動の内容」や「プライベートなこと」の秘密を守ってくれる人
ですが、なかなかこういう条件を備えた人は、身近に何人もいないのではないでしょうか。
そこで、「転職エージェント」「派遣会社」の「エージェント」や「コーディネーター」を「相談相手」とするのは名案かもしれません。
「転職エージェント」も「派遣会社」も、登録すると担当者がつき、その人に相談しながら転職するかどうかやどこを受けるかを一緒に決めていきます。
また、「転職サイト」のなかにも、客観的に自分を見るための「診断コンテンツ」の工夫や、「スカウト機能」などの「転職エージェント」とのマッチングを行ってくれるものもあるようです。
これらは「どれか1つだけ」に登録するのではなく、「2つ~5つ」くらい登録して、使いこなすのが一般的と言われています。
ここまでの準備が終わったら、さっそく「転職サイト」「転職エージェント」「派遣会社」などに登録して、転職活動を始めてみましょう。
おススメの転職支援サイト
ミイダス
「ミイダス」は、無料で簡単に「自分の市場価値」を測れることで話題の「転職サービス」で、200万人の年収データと転職実績データを元に「市場価値」を計測し、20以上の質問に答えて「経歴」や「スキル」などを入力していくと、自分の「推定年収」と「条件に合致した企業数」を表示してくれます。
「自分の市場価値」に見合ったおすすめの求人が自動でピックアップされて、入力情報をもとに、興味を持った企業から「有効期限」がない「面接確約オファー」が届くので、初めから「自分の市場価値」に見合った求人だけを検討でき、ムダな就活をしなくて済みますし、すべてが「企業からの直接オファー」のため、よくある「相手をしてもらえなかった」ということが起こりにくいのは魅力的!
「自分に興味がある企業の存在をチェックしながら就活したい人」「面接確約オファーには有効期限ないほうがいい人」「自分の市場価値を知ったうえでムダのない転職活動をしたい人」「期限のないオファーをもらいながら安心して転職を進めたい人」「企業に相手をしてもらえないのはイヤな人」には、おススメです。
パーソルテクノロジースタッフ
「パーソルテクノロジースタッフ」は、「テンプスタッフ」などを運営する「パーソル」のグループ会社の「エンジニア・Web・IT分野専門の人材派遣サービス」であり、その求人数は国内最大級で、無料の「キャリアチェンジプログラム」の提供や、「2週間のIT基礎研修」「キャリア相談や就職支援を一括してサポート」するなど、さまざまなキャリア支援も充実しています。
スタッフのサポートが丁寧で何かと気を使ってくれることや、困ったときのサポートもしっかり行ってくれること、「女性」や「40代~60代のミドル・シニア世代」に対しても丁寧に対応し仕事を紹介してくれることなど、ネットの口コミでも高評価な書き込みが数多くあり、「ユーザー満足度」がかなり高めなのはとても魅力的!
「IT・Web業界で働きたい人」「少しでも高収入な求人を狙いたいエンジニアの人」「将来フリーランスとして働くために派遣という働き方を検討している人」「IT・Web関連の職業に転職を考えている業界経験者の人」「エンジニア系の求人数が多い人材派遣サービスを選びたい人」には、非常におススメ!
とらばーゆ
「とらばーゆ」は、「女性のための転職サイト」の老舗で、求人以外にも、「女性の仕事に関する職業図鑑」「女性のキャリアについてのコラム」「ワーキングマザーを目指すアドバイス」「結婚・妊娠と仕事を考える記事」など、女性が気になる「お役立ち情報」が盛りだくさんの上、女性採用に明るい企業の掲載が多いのも特徴で、「既婚者」「子持ちのママ」の求人もあるなど、幅広い女性に人気です。
求人の更新は「毎週月曜日・木曜日の2回」で、地方勤務もたくさん載せていますので、どの地域の職も探しやすいのに加えて、「地域検索」「職種検索」以外に「目的別検索」などができ、「目的別検索」では女性に人気のある仕事から検索できることや、「パート」や「派遣社員」などのさまざまな雇用形態からの検索も可能で、コンサルタントのサポートはありませんが「仕事探し」の使い勝手がいいのは魅力!
「正社員・パート・アルバイトなどの幅広い雇用形態の求人を探したい人」「女性に特化した専用の転職サイトを選びたい人」「求人以外にも女性が知りたくなるようなコンテンツが充実しているサイトを見たい人」「女性のこだわりを重視した検索ができる求人サイトがいい人」「転職サポートはいらないのでマイペースで仕事に応募したい人」には、非常におススメ!
ナースではたらこ
「ナースではたらこ」は、「看護師専門の転職サイト」で、業界でも珍しい「逆指名」を積極的に行なっているのが特徴で、ネットの口コミでも評判がよいものが多く、満足度調査では毎回上位を争うなど、ユーザーの満足度はかなり高い「転職エージェント」と言えるでしょう。
「対面でのサポートが手厚い」「行きたい医療施設を逆指名できる」「24時間電話を受け付けてくれる」というメリットがあり、担当者に話をじっくり聞いてもらえ、自分のペースで転職ができるのはいいところですし、どうしても行きたい病院があるけど求人が見つからなかった場合でも、「逆指名」により希望の職場に行ける可能性があるのは魅力的!
「どうしても希望する病院に行きたい人」「担当者と対面で話しながら転職を進めたい人」「在職中で忙しいなか転職活動するので24時間電話対応が可能なほうがいい人」「なにかとサポートが手厚い転職エージェントがいい人」「ユーザー満足度が高い転職エージェントを選びたい人」には、とてもおススメ!
薬キャリ
「薬キャリ」は、「薬剤師専門の転職サイト」で、ネット上の口コミではほとんどすべての項目でトップレベルの高評価が多く、「薬剤師の転職活動」をする際には、職場の種類や年齢に関わらず「利用するメリットの高い転職エージェント」だと言えるでしょう。
「ドラッグストアの求人が少ない」「コンサルタントとの面談は実施していない」などの点は注意が必要ですが、「病院・企業薬剤師などに強く求人数が多い」「転職サポートが的確で求人のミスマッチが起こりにくい」「電話やメールの対応が速く安心できる」などは好評なところで、紹介される求人数が多いだけでなく、希望に沿った求人を丁寧に提案してくれるのは、転職の機会が多い「薬剤師」にとっては魅力!
「転職を検討している薬剤師の人」「薬剤師として働きたい病院がある人」「企業薬剤師として活躍したい人」「できるだけ自分の適性と希望に沿った求人を提案して欲しい人」「丁寧でしっかりした転職サポートを受けたい人」には、とてもおススメ!
この記事のまとめ
- 転職活動の前に「自分のこと」「勤めたい会社のこと」「転職で実現したいこと」などをハッキリさせておく
- すべてのイメージが既にクリアになっている女性は、早めに「転職サイト」などへ登録をして活動を始めよう
- あるていど整理できたら「転職サイト」「転職エージェント」「派遣会社」などにいくつか登録し情報取集
- 信頼できる相談相手がいないときは「エージェント」や「コーディネーター」を相談相手にするのがいいかも
- 「転職サイト」でも「診断コンテンツ」や「スカウト機能」などがあるものがある